1. TOP
  2. コラム
  3. 育毛剤と発毛剤の違いとは?それぞれの特徴や注意点、効果的な使用方法を解説

オンクリコラム

column

育毛剤

育毛剤と発毛剤の違いとは?それぞれの特徴や注意点、効果的な使用方法を解説

この記事は約 7 分で読めます

「育毛」および「発毛」の違いが良くわからないと悩む方がいるかもしれません。育毛と発毛には明確な違いがあるので、「同じようなものだろう」と考えず、正確に理解しておく必要があります。

本記事では、抜け毛や薄毛が気になっている方に向けて、育毛と発毛の違いや、育毛剤と発毛剤の特徴、どちらが必要なのかを判断する方法を詳しく解説します。そのうえで、育毛剤や発毛剤を使用する際に注意するべき点や、効果的な使い方もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

育毛と発毛の違い

「育毛」とは、現時点で残っている髪の毛の成長を促し、より太く長く成長させることを指します。それに対し、「発毛」とは、抜けた髪の毛が再び生えること、または、再び生えるように促すことを指す用語です。

育毛ケアは「抜けにくい髪の毛に育てること」を目的とし、発毛ケアは「新しく髪の毛を生やすこと」を目的とします。いずれも薄毛を改善するためのアプローチ方法ではありますが、目的が異なるため、「育毛剤」と「発毛剤」の特徴も異なることに注意が必要です。

育毛剤と発毛剤の特徴

以下で、育毛剤および発毛剤の特徴を詳しく説明します。

育毛剤の特徴

育毛剤は、現時点で生えている髪の毛の状態を改善する可能性を高めたり、抜け毛を予防を目的としており、血行促進や保湿などによって頭皮環境を整えたり、フケや痒みなどを抑えたりする成分が含まれています。

なお、育毛剤の多くは医薬部外品に分類されており、発毛剤よりも作用が緩やかな傾向が見受けられます。また、発毛剤に比べ低価格で低刺激なものもあり、ドラッグストアなどで気軽に購入することが可能です。

発毛剤の特徴

発毛剤は、毛母細胞を活性化させ、新しい髪の毛を増やす薬です。発毛効果が認められた成分である「ミノキシジル」が含まれており、医薬品に分類されます。そのため、入手するには、AGAクリニックなどで医師から処方を受けたり、ドラッグストアで薬剤師から説明を受けたりする必要があります。

なお、医薬部外品の育毛剤と比較すると高額な傾向が見受けられます。

育毛剤か発毛剤どちらが必要か判断する方法

育毛剤か発毛剤どちらが必要か判断する方法

「髪の毛のボリュームが気になりはじめた」「最近、抜け毛の量が多くなった」という方は、育毛剤を選びましょう。育毛剤に含まれる成分が血行を促進したり、栄養を供給したりすることで頭皮環境が整い、抜け毛などが改善する可能性があります。

しかし、「すでに薄毛が進行してしまっている」「異常な量の抜け毛が生じている」という方は、発毛を促す成分「ミノキシジル」が含まれる発毛剤を選ぶ方が良いでしょう。AGA(男性型脱毛症)などが疑われる場合は、頭皮環境の改善だけでは対処が難しいためです。

育毛剤と発毛剤の注意点

育毛剤や発毛剤を使用する際は、以下の点に注意しましょう。

  • 副作用が出る場合がある
  • 育毛剤と発毛剤の併用はリスクがある
  • 正しい使用方法に従い、根気良く使用し続けなければならない

それぞれについて詳しく説明します。

副作用が出る場合がある

育毛剤・発毛剤のどちらについても、使用する際、「どのような副作用が生じるのか」を認識しておくことが必要です。下表に、主な副作用をまとめました。

育毛剤の副作用 ・頭皮のかゆみ
・頭皮の赤み
発毛剤の副作用 ・頭皮のかゆみ
・頭皮の赤み
・頭痛
・めまい
・動悸
・むくみ
・倦怠感
・食欲不振     

異変を感じた場合は速やかに使用を中止し、医療機関を受診しましょう。また、高血圧などの持病や既往歴がある方は、ミノキシジルが含まれる発毛剤によって強い副作用が出ることもあるので、使用前に医師に相談してください。

育毛剤と発毛剤の併用はリスクがある

育毛剤と発毛剤を同時に使用すると、本来の効果を発揮できなくなる可能性があります。また、併用により、薬剤ごとに決められている用法・用量が守れなくなるため、強い刺激を受けて頭皮環境が悪化したり、抜け毛が増えたりする場合があるので注意してください。

根気良く使用し続けなければならない

育毛剤や発毛剤を使用しても、すぐには大きな効果を実感できない場合があるため、正しい使用方法にしたがって根気良く最低2か月~4ヶ月は続ける必要があります。効果を実感できたとしても、使用を中断すると元の状態に戻ってしまう可能性があるので注意しましょう。

特に、進行性の脱毛症であるAGAなどの場合、自力での発毛が困難なため、継続的に発毛剤を使用することが大切です。

育毛剤と発毛剤の効果的な使い方

以下は、育毛剤や発毛剤の効果的な使い方です。

  1. 適量を頭皮全体に塗布し頭皮マッサージを行う
  2. 頭皮を清潔にしてから使用する

それぞれについて詳しく説明します。

頭皮マッサージの目的と方法

頭皮マッサージをすると、血行が促進され、末梢血管にまで血液が行き渡ります。その結果、髪の毛の成長に必要な栄養素や有効成分が行き届きやすくなります。

以下は、頭の部位ごとのマッサージ方法です。

  1. 前頭部:生え際の中央に両手の指を当てて数回揉みながら、次第に側頭部に移動しましょう。
  2. 側頭部:耳上に指を当て、円を描くように揉みながら、少しずつ頭頂部に移動しましょう。
  3. 頭頂部:側頭部に手を置き、左右から頭皮を頭頂部に寄せるように揉み込みましょう。
  4. 後頭部:指を首の付け根に当て、揉み込みながら後頭部に向かって移動しましょう。後頭部に達したら、左右に移動させながら揉みましょう。

爪を立て擦るように指を動かすと頭皮を傷つけてしまうため、指の腹で頭皮を動かすように揉むことが大切です。マッサージを行う前に爪を切り、手を洗うことも忘れてはいけません。
1回のマッサージ時間は3分~5分程度で充分ですが、毎日継続することが大切です。

頭皮を清潔にしてから使用する

頭皮に汚れが付着していたり、毛穴に皮脂が詰まっていたりする状態では、薬剤の浸透が妨げられてしまいます。成分が浸透するように、正しいシャンプーやヘアケア・頭皮ケアを行って清潔な状態にしてから、育毛剤や発毛剤を使いましょう。

また、シャンプーは、基本的に1日1回で充分です。爪を立てず、指の腹で丁寧に洗ってください。頭皮にシャンプーやコンディショナーが残っていると、炎症や毛穴の詰まりの原因になるので、しっかりとすすぐことが大切です。

なお、ドライヤーを使用する際にも頭皮の乾燥や髪の毛にダメージを与えないように、10cm~20cm程度の距離を取って乾かすことが重要です。頭皮の乾燥は、頭皮環境の悪化につながり、薬剤で炎症などを起こしやすくなる可能性があります。

育毛と発毛の違いを理解したうえで、ご自身に適した薬を使おう

「育毛」と「発毛」の意味は異なります。現時点で生えている髪の毛の状態を改善したり、抜け毛を予防したりすることが目的であれば「育毛剤」を、新しい髪の毛を増やすことが目的であれば「発毛剤」を選んでください。

なお、育毛剤や発毛剤を使用する際は、「副作用が生じる可能性があること」「併用にはリスクがあること」「正しい使用方法に従い、根気良く使用し続けなければならないこと」に注意が必要です。また、頭皮マッサージを行うことや、頭皮を清潔にしておくことも重要です。

<専門家プロフィール>
小出卓行
滋賀で個室へアサロンPivate hair salon Eee経営。毛髪診断士。
理容師キャリアは20年以上で、これまでに髪の相談やアドバイスは1万人以上対応。自社ブランドでシャンプー・頭皮トリートメント、ヘアサプリメントの開発・販売もしており、同業者向けのヘアケア講習やアドバイスも行っている。

小出卓行さん(毛髪診断士)

以下のリンクから、当クリニックの相談の予約ができます。相談は無料ですので、AGA治療に興味のある方は以下のリンクよりお問い合わせください。