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日本人の場合10人に1人はつむじが2つあるため、ご自身のつむじが2つであっても心配する必要はありません。しかし、その理由や薄毛との関係性について気になってしまう方はいるでしょう。
本記事では、「つむじが2つできる原因」や「つむじと薄毛の関係」「つむじ周りの薄毛とAGA(男性型脱毛症)の見分け方」について詳しく解説していきます。そのうえで、「つむじ周りの薄毛やAGAへの対策方法」もご紹介するので、ぜひ参考にしていただきたいです。
目次
つむじが2つできる原因
実はつむじが2つできる明確な原因について、現時点では完全に解明されていません。つむじは、胎児の段階で形成されることから「先天的」なものであると考えられています。つまりつむじが2つできる原因は「遺伝」の可能性があります。なお、日本人の約90%はつむじが1つであると言われています。補足情報として、つむじを2つ持っている方は約7%、3つ持っている方は約3%と言われています。
つむじが2つ以上できるのは、遺伝の影響があるといわれています。しかし、胎児の段階で形成されるということや、遺伝によってつむじが2つ以上できるという事についてはっきりとしたデータがは存在せず、明確な科学的根拠もある訳ではありません。遺伝との関係性はあくまでも可能性の段階でしかないといわれています。
つむじと薄毛の関係
「つむじが2つあると、薄毛になりやすい?」「AGAになると、つむじの周囲はどうなる?」など、つむじと薄毛の関係について気になる方もいらっしゃると思います。
以下、それぞれについて詳しく説明していきます。
つむじが2つあると薄毛になりやすい?
結論から言うと「つむじが2つあること」は「薄毛のなりやすさ」には関連がないとされています。ただし、つむじがある箇所では頭皮が見えやすくなっているため、つむじが2つ集まると1つだけの方よりも薄毛に見えやすくなる傾向があります。
AGAになるとつむじの周囲はどうなる?
AGAでは、まず頭頂部や前髪の生え際の髪の毛が薄くなる傾向があります。つむじも同じく頭頂部にあるため、AGAになるとつむじ周辺から薄毛が進行していきやすいと言われます。つむじがあるために「薄毛に見えるだけなのか」「AGAで薄毛になっているのか」を見分ける必要があります。見分け方についてはこの後の項で解説いたします。
「つむじ周りの薄毛」と「AGA」の見分け方
以下は、「つむじがあることで薄毛に見えているだけなのか」「AGAによって薄毛になっているのか」を見分けるポイントです。毛の太さや毛根の形状や抜け毛の本数それぞれについて詳しく説明していきます。
毛の太さや毛根の形状
正常な髪の毛の場合、全体の太さはほぼ均一です。髪の毛の太さが均一でなくなってしまう理由としてAGAがあります。
AGAになるとヘアサイクルが乱れ、髪の毛が充分に成長しないまま抜け落ちてしまい毛が細くなる事があげられています。毛先だけでなく全体的に細いケースもありますので、
毛根の形状をチェックすることも重要です。正常な毛根の場合はマッチ棒の先に似た丸い形状をしています。AGAを発症すると、毛根に膨らみがなく小さくなる傾向があるといわれています。抜け毛の太さや、毛根の形状を観察し「つむじがあることで、薄毛に見えているだけなのか」「AGAを発症しているのか」を見極める必要があります。
抜け毛の本数
AGAを発症すると、抜け毛の本数が増加します。1日50〜100本程度の抜け毛なら正常な範囲ですが、季節を問わず毎日200本以上の抜け毛が生じていて、前節で紹介したような形状(「毛が細い」「毛根のふくらみがなく、小さい」)も確認される場合は、AGAを発症している可能性があります。抜け毛の本数はシャンプー時に、手に付着する髪の毛の本数で確認してみるのも方法の1つです。
つむじ周りの薄毛やAGAへの対策方法
以下はつむじ周りの薄毛やAGAを防ぐための対策方法です。それぞれについて詳しく説明していきます。
- 生活習慣を改善する
- 正しい方法で髪の毛を洗う
生活習慣を改善する
髪の毛の成長にはさまざまな栄養素が必要なため、食生活を整えることが重要です。タンパク質、ビタミンなどを日々の食事において積極的に摂る必要があります。また、食事面のみならず、充分な睡眠時間を確保することで睡眠の質を高めることも大切です。栄養のバランスが偏ったり、睡眠不足に陥り、睡眠の質が低下したりすると、髪の毛の成長が妨げられてしまいます。
正しい方法で髪の毛を洗う
正しい方法で髪の毛を洗って、頭皮を清潔な状態に保つことも重要です。正しい髪の毛の洗い方については以下より解説していきます。
- ①ブラッシングをして、ホコリや砂などを取り除く
- ②ぬるま湯で2~3分程度、予洗いを行う
- ③シャンプーを手のひらで良く泡立ててから、爪を立てないように指の腹で頭皮をマッサージするように洗う
- ⑤念入りにすすぎ、シャンプーが残らないようにする
- ⑥タオルで水分を拭きとり、髪の毛から20cmほど離してドライヤーでしっかりと乾かす(湿っていると雑菌が繁殖する可能性がある)
医師に相談する
AGAを発症している場合、薬による治療が必要になります。AGAは進行型の脱毛症なので、適切な措置を講じない限り薄毛が進行してしまいます。薄毛について気になっている方は、早めに皮膚科やAGA専門のクリニックに相談し診断を受けるのが良いでしょう。
まとめ むじが2つある状態とAGAを見分けて適切な対策をしよう
この記事では「つむじが2つできる原因」や「つむじと薄毛の関係」「つむじ周りの薄毛とAGA(男性型脱毛症)の見分け方」について詳しくご紹介いたしました。
日本人の約10人に1人はつむじが2つ以上あり、完全に解明されているわけではありませんが、遺伝が原因の可能性があるといわれています。また、「つむじが2つあること」と「薄毛のなりやすさ」に関連性はないと言われています。ただし、AGAは頭頂部などから進行するため、AGAになると、つむじ周辺の毛が薄くなることが多いです。
「つむじがあることで薄毛に見えているだけなのか」「AGAを発症しているのか」を見分ける際には「毛の太さや毛根の形状」および「抜け毛の本数」をポイントとして見るようにすると良いでしょう。つむじ周りの薄毛やAGAを防ぐ対策方法としては、「生活習慣を改善する」「正しい方法で髪の毛を洗う」「医師に相談する」の3つが挙げられます。
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