この記事は約 7 分で読めます
薄毛になる原因はいくつかあります。薄毛の原因がAGAだった場合、AGAは進行性の脱毛症なので専門的なクリニックで症状に合った治療が必要となります。
本記事では、AGAのセルフチェックや、医療機関での診断方法などをわかりやすく解説していきます。
目次
AGA(男性型脱毛症)とは
AGAとは男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロンが脱毛部に対して高濃度に分泌される脱毛症のことを指します。進行スピードは人によって異なり、短期間で大量の毛が抜ける場合もあれば、時間をかけて抜けてしまい気が付いた時には薄くなっているケースもあります。AGAは自然に治ることはないので、早めに対処しておくほうが良いでしょう。
専門クリニックや皮膚科などの医療機関でのAGA診断方法
以下では、医療機関でのAGA診断方法を解説するとしていきます。
問診や触診を行う
医療機関では問診や触診、カウンセリングなどを行います。AGAの主な原因は遺伝性と生活環境などのため、家族や親族に薄毛の人が居るか、薄毛になった経過、日々の生活習慣などを聞かれます。クリニックによっては、オンラインで診療から処方まで行うことも可能です。
マイクロスコープによる頭皮や毛髪の視診を行う
マイクロスコープを用いて、頭皮や毛髪の状態のチェックを行います。AGAの場合、額の生え際、あるいは前頭部と後頭部の毛髪が細くなることが多いため、その傾向がないか確認をします。一方でほかの部分は普通の毛量や太さであることが多いので、視診によって薄毛がAGAなのか、違う原因なのか判断することができます。
医療機関によってはAGA診断の一環で血液検査を行う
医療機関によっては血液検査を行うケースがあります。血液の成分にAGAを示す物質が含まれているわけではないが、薄毛の原因がAGA以外にあるか調べることが可能です。例えば、甲状腺の異常により薄毛が発生する可能性もあるため、血液検査で調べることができます。また、AGAの治療には薬を使用する場合が多いため、薬を安全に使用することができるかを確認するために血液検査を行うこともあります。
AGA(男性型脱毛症)のセルフチェックポイント
以下ではAGAをセルフチェックのポイントとして挙げられるポイントをそれぞれ解説していきます。ただし、セルフチェックに当てはまったからといって、必ずしもAGAとは限りません。あくまで目安として参考にしていただき、その上で医療機関を受診してみることが確実であると言えます。AGAと診断された場合はAGA専門クリニック、他の疾患の場合は皮膚科へ行くのが望ましいと言えるでしょう。
抜け毛が増えたように感じる
枕元に落ちている髪の毛の量や、シャンプー時の抜ける髪の毛の量が以前より多くなったと感じる場合はAGAの可能性があります。AGAは髪の毛のサイクルを加速させるため、発症すると抜け毛の本数が増えます。就寝時やシャンプー時には、髪の毛に摩擦がかかってしまうため多少は抜けますが、一度に多くの毛が抜ける場合にはAGAの可能性があります。
前頭部の生え際が後退している
AGAにはいくつか進行パターンがあり、前頭部の生え際が後退する場合があります。過去の写真と比較して、生え際に変化があるならAGAの疑いがある
毛髪の量が減り地肌が見えるようになってきた
AGAが進行すると毛髪の量が減ったり、細くなったりするため地肌が見えるようになる傾向があります。AGAの進行パターンには頭頂部のつむじから薄くなってくることがあります。知人や家族につむじの状態を見てもらう、あるいはスマホで写真を撮って確認し、地肌が見えるようなら受診を検討してましょう。
脂肪分の多い食事をとっている
生活習慣の乱れはAGAが発症する可能性を高めてしまいます。また、栄養バランスが偏っていると、髪の毛に必要な栄養素が届かなくなります。脂肪分の多い食事を普段から摂っている方は、生え際やつむじなどを確認してみてください。また、髪の毛に良い栄養素として主に挙げられるものがタンパク質、亜鉛、ビタミンなどです。日々の食事でバランスよく摂り入れていきましょう。
生活習慣の乱れやストレスがある
睡眠不足やストレスもAGAの進行に影響すると考えられています。ストレスが溜まると自律神経の乱れやホルモンバランスが崩れ、頭皮の環境を悪化させてしまう可能性があります。また、過度なストレスによる血管の収縮は、髪の毛の成長サイクルに悪影響を及ぼします。生活習慣が乱れていないか、日ごろの生活を振り返ってみましょう。
過度な喫煙や飲酒をする
過度な喫煙や飲酒を繰り返すと、AGAの進行に影響すると考えられています。例えば、タバコはビタミンBやビタミンEを消費するうえに、ニコチンが血管を収縮させる作用があります。つまり、タバコは髪に必要な栄養素を消費し、栄養を運ぶ血流の流れを悪くする恐れがあるのです。
お酒を飲みすぎると肝臓で分解が間に合わなくなり、アセトアルデヒドが体中を循環します。アセトアルデヒドはジヒドロテストステロンを増加させる可能性がありますので喫煙には注意が必要です。
AGA(男性型脱毛症)の治療法
以下ではAGAの治療法として、挙げられるものを解説していきます。医療機関によっては対応していない治療法もあり全員に必ず効果があるとは限りません。
投薬治療
AGAはテストステロンと5αリダクターゼが結合することで発生したジヒドロテストステロンが、髪の毛の正常なサイクルに乱れを起こすことで発症します。そのため、フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルなどを内服して進行を止める必要があります。3つの薬の働きと、費用相場は以下の表のとおりです。
フィナステリド | デュタステリド | ミノキシジル(内服薬と外服薬) | |
---|---|---|---|
効果 | Ⅱ型の5α-リダクターゼを阻害し、抜け毛を抑制する効果も期待できる | Ⅰ型とⅡ型の5αリダクターゼの働きを阻害し、抜け毛を抑止する効果も期待できる | 血行を促進し、発毛を促す効果がある |
費用相場(一ヶ月当たり) | 5,000〜8,000円 | 6,000円〜10,000円 | 10,000円〜 |
外科的治療
投薬治療で薄毛の進行を止めることは可能ですが、見た目がすぐに改善されるわけではありません。見た目を良くしたい場合は、自毛植毛やメソセラピーなどの外科的治療を検討してみるのも方法の一つです。
※AGAオンクリでは外科的治療は行っておりません。
LED照射
LED照射とは、高輝度LEDの光を毛乳頭細胞に当てて発達を促すと同時に、発達を阻害する因子を抑制するとされています。組織にダメージを与えず、皮膚表面のトラブルに良い影響を与えられる可能性があります。
まとめ AGAと診断されたら早めに治療をスタートしましょう
AGAのセルフチェックのポイントは以下の通りです。
- ●抜け毛が増えたように感じる
- ●前頭部の生え際が後退している
- ●毛髪の量が減り地肌が見えるようになってきた
- ●脂肪分の多い食事をとっている
- ●生活習慣が乱れている
- ●過度な喫煙や飲酒をする
当てはまっていても、そうでなくても自己判断は禁物です。薄毛に悩んでいるなら医療機関を受診して診断を受けるのが良いでしょう。医療機関が近くにない、あるいは仕事で忙しい方は、AGAオンクリのようにオンライン診療を行っているクリニックを検討してみてください。
AGAオンクリでは、予約からカウンセリング、診療、薬の処方までがオンラインで完結するのでクリニックへ行く必要がありません。初月無料で始められ、お客様はプライバシー保護のため帽子やサングラスを付けて相談することができます。