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薄毛が気になり育毛剤を使ってみたいけれど、「副作用があるのでは」と気になっている方も多いのではないでしょうか。育毛剤を使うかどうかを選択するには、正しい知識を身につける必要があります。
本記事では育毛剤で起こりうる症状やその原因、副作用を避けるための選び方や注意点を解説しますので、参考としてお役立てください。
目次
育毛剤の副作用の症状
育毛剤は含まれる成分や使い方により、個人差はありますが、頭皮や髪の毛に下記のような症状が出る場合があります。
- 赤み
- かゆみ
- 腫れ
- ふけ
- 湿疹
ただし、副作用の有無や程度は個人によって異なるので気を付けてください。場合によっては動悸やめまい、息切れ、発汗などの症状が現れることがあります。
特に飲むタイプの育毛剤は、血液の流れで成分が全身に行き渡るため、副作用が出るときは皮膚以外にも生じやすいです。育毛剤を使用したからといって、必ず副作用が出るわけではありません。
しかし、もし副作用と思われる症状が出た場合は、すぐに育毛剤の使用を中止しましょう。
育毛剤で副作用が出る原因
育毛剤の副作用の主な原因は、育毛剤に含まれる成分によるアレルギー反応です。体質に合わない成分を頭皮に塗ることで、皮膚に赤みやかゆみが出る場合があります。そのため、育毛剤を使用する際は、頭皮の状況に注意する必要があるでしょう。
たくさんの種類の成分が含まれている育毛剤もありますが、使用する際は注意が必要です。成分の種類が多いと効果が高いというイメージがあるかもしれません。ところが、含まれている成分が多ければ多いほどアレルギー反応が起こる確率が高まります。そのため、成分の種類の多さで選ぶよりは、自分に合った成分を見つけて使用するのが大切です。
副作用を防ぐための育毛剤の選び方
育毛剤を使ったからといって必ずしも副作用が現れるわけではありませんが、少しでもリスクを減らしておくのはとても重要なポイントです。本項目では、育毛剤による副作用を防ぐ際の選び方を説明します。
パッチテストできる育毛剤を選ぶ
パッチテストとは、皮膚にアレルギー反応が出ないか確認する検査のことです。腕の内側などに育毛剤を薄く塗ったあと、経過観察を行い、異常がないことを確認します。
もしパッチテストでアレルギー反応が出た場合、その育毛剤の使用は控えるようにしてください。事前にパッチテストができる育毛剤を選ぶと、より安心です。ただし、パッチテストでは問題がなくても、頭皮の状態により副作用が生じるおそれがあるので注意しましょう。
自分の頭皮にあった育毛剤を選ぶ
育毛剤には多くの種類があるので、自分に合った育毛剤を選ぶのがよいでしょう。たとえば、敏感肌や乾燥気味の方は「アルコール成分が少ない育毛剤を選ぶ」などの工夫が必要です。また、アレルギーなどがある方は、成分表示をよく確認して自分にあったものを選びましょう。
育毛剤と発毛剤の違いを知っておく
育毛剤はほとんどが医薬部外品で、頭皮や髪の毛の環境を改善することが目的です。発毛剤は医薬品で、ミノキシジルなどによって髪の毛を生やします。
発毛剤は発毛効果が見込まれる反面、育毛剤とはまた異なる副作用(ミノキシジルによる副作用)が出る場合があるので注意しましょう。頭皮や髪の毛の環境を改善させるつもりでも、発毛剤を使用している場合は思った効果が得られない場合があります。
育毛剤を使用する場合の注意点
育毛剤は、正しい使い方を守れば高い効果が期待できるものです。しかし、誤った使い方は健康を害するおそれもあるので気をつける必要があります。少しでも高い効果を得るためにも育毛剤を使用する場合の注意点を説明しますので、チェックしていきましょう。
用法と用量を守る
育毛剤は、製品によって用法と用量が決まっています。用法用量を守らないと、思わぬ副作用を招くおそれがあります。事前に使い方をしっかりと確認し、用法と用量を守って使用しましょう。
使用前に頭皮を清潔にする
育毛剤を使用する前には、シャンプーなどで頭皮を清潔にしてください。余分な皮脂などにより、成分の浸透が抑えられてしまうため、清潔な頭皮環境を心がけるのはとても大切です。
頭皮や髪の毛の汚れ、余分な皮脂を落としてから使用しましょう。シャンプーのすすぎ残しがないよう、お湯でしっかりと洗い流すことも大切です。育毛剤は、髪の毛や頭皮をドライヤーで7割ほど乾かしてから塗布するのがおすすめです。
腫れや傷があるところには使用しない
使用前に頭皮をよく見て、腫れや傷、湿疹がないか確認しましょう。もし腫れなどの異常があった場合は、使用を控えるようにしてください。腫れや傷などの異常を放置して育毛剤を使用すると、肌トラブルにつながるおそれがあります。
育毛剤で副作用が出た場合の対処法
万が一、育毛剤を使用して副作用が出てしまったときは、どのように対処すればよいのか不安に思う方もいるでしょう。本項目では育毛剤を使って副作用が出た場合の対処法を紹介しますので、いざというときの参考としてお役立てください。
副作用がでたら育毛剤の使用を中止する
育毛剤を使用していて皮膚に異常が出た場合は、速やかに使用を中止しましょう。副作用が出ているにもかかわらず使い続けると、症状が悪化する場合があります。場合によっては髪が抜けてしまい、頭皮環境も悪化してしまうかもしれません。
専門のクリニックを受診する
副作用が出たら使用を止め、専門のクリニック(皮膚科など)を受診してください。赤みや腫れ、湿疹など、症状にあった治療を行うことで、状況が改善する可能性があります。
医師から育毛剤や薄毛へのアドバイスをもらうこともできるので、少しでも気になることがあれば専門のクリニックへの相談をおすすめします。育毛剤の副作用でクリニックを受診する際は、使用した育毛剤を持参したほうがよいでしょう。
副作用を自己判断で対処しない
副作用が出ている場合、「これくらいの症状なら大丈夫」と自己判断しないことも大切です。自己判断でとった行動によって副作用が悪化したり、ほかの病気にかかったりする場合があります。副作用が発生したときは自己判断で対処せず、少しでも気になることがあれば医療機関へ相談しましょう。
育毛剤の副作用は専門の医師に相談しよう
育毛剤は商品によりさまざまな成分が含まれるので、アレルギー反応として副作用が出る場合があります。事前にパッチテストを行い、もし副作用が出たら医師に相談するようにしてください。
育毛剤のほとんどは医薬部外品で、頭皮環境を整えることが目的です。薄毛や抜け毛の根本的な治療を行いたいときは、薬による治療も大切です。皮膚科やAGA専門のクリニックでは、頭皮や毛髪の状況にあった薬や治療法を受けられます。
AGAオンクリでは、フィナステリドやデュタステリド、ミノキシジルによる治療を行っています。ただし、育毛剤による治療は行っていないことは理解しておきましょう。AGAオンクリの場合、カウンセリングから薬の処方まで、すべてオンラインで完結するのが特徴です。頭皮や毛髪について不安なことやお悩みがあれば、気軽に頼ってみるのをおすすめします。