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AGAとストレスには関係がある?原因や薄毛の見分け方、治療法、注意点も解説

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AGAの主な原因は男性ホルモンであるため、ストレスが大きく関与しているわけではありません。しかし、ストレスは自律神経やホルモンバランスを乱すことから、少なからず薄毛に影響を与えるおそれがあります。

本記事では、AGAとストレスの関係性やAGAと薄毛の見分け方、対策方法、AGAの治療法や注意点を解説します。ストレスと薄毛の関係性が気になる方や、「AGAかもしれない」とお悩みの方は、ぜひ参考としてお役立てください。

AGAとストレスに直接的な関係はない

AGAは、男性ホルモンのテストステロンと5αリダクターゼという酵素が結びついて、ジヒドロテストステロンが発生します。ジヒドロテストステロンが抜け毛を進行させるリスクもあります。5αリダクターゼの活性度や、ジヒドロテストステロンを受け止める受容体の感受性の高さは、遺伝要素が大きいです。AGAの原因として、ストレスと直接的な関係性はありません。

AGA以外の薄毛とストレスの関係性

AGAの原因として遺伝要素が大きいことを上記で解説しました。ところが、薄毛の原因はAGAのみでなくストレスも関係する場合があります。ストレスによって薄毛になる原因は、「自律神経の乱れによる頭皮環境の悪化」「睡眠の質の低下」などがあります。以下でAGA以外の薄毛とストレスの関係を詳しく解説します。

ストレスが自律神経を乱し、頭皮環境を悪化させる

ストレスを感じ続けると、交感神経と副交感神経のバランスで成り立っている自律神経の働きが乱れます。自律神経の働きが乱れると全身の血行不良や冷え、凝りにもつながります。全身を血行不良にする自律神経の乱れは、頭皮も例外ではありません。
頭皮が血行不良になると、毛根が血管から栄養素や酸素を供給しにくくなります。その結果、新しい髪の毛が生えにくくなり、薄毛につながるのです。毛根の周りの血管は毛細血管と呼ばれる細い血管であるため、太い血管に比べると傷つきやすく、さらに血行不良の影響を受けやすくなります。

ストレスで睡眠の質が低下し薄毛につながる

上記では、ストレスが自律神経の働きを乱すことを解説しました。自律神経の働きが乱れると、身体をリラックスさせるはずの副交感神経もうまく働かず、睡眠時に交感神経が優位になり興奮状態が続きます。
睡眠時に交感神経が優位になると「寝つきが悪い」「夜中に何度も目が覚める」「熟睡感がない」といった睡眠の質の低下につながります。睡眠の質が低下すると、良質な睡眠の場合に多く分泌される成長ホルモンがうまく分泌されません。髪の毛の健康をサポートしてくれる成長ホルモンの働きが弱くなり、薄毛につながります。

AGAによる薄毛とストレスによる薄毛の見分け方

抜け毛自体は、自然なことです。健康な髪の毛であれば、1日に50〜100本は自然に抜けます。2〜6年ほど経過し、成長期を過ぎた髪の毛は抜けやすくなるのです。本項目では、AGAによる薄毛とストレスによる薄毛の見分け方として「薄毛の範囲」「本数・太さ・長さ」「毛根の色や形」について解説します。ただし、必ずしも、AGAやストレスによる薄毛と判別できるわけではありません。薄毛が気になる場合は医師に相談する方法もあるので、自分の症状に合わせて判断していきましょう。

薄毛の範囲を確認する

AGAであれば、進行パターンが大体決まっています。薄毛が進行している範囲がこの進行パターンに当てはまる場合は、AGAの疑いがあります。AGAの進行パターンはハミルトン・ノーウッド分類で判断でき、AGAの特徴によって以下のような種類に分けられています。

  1. Ⅰ型:生え際が少し後退しているが、まだ分かりにくい
  2. Ⅱ型:Ⅰ型と比べると、生え際の後退が進行している
  3. Ⅱ vertex型:Ⅱ型の生え際後退に加えて、頭頂部がO型に薄くなっている
  4. Ⅲ型:生え際が目に見えてM字の薄毛になり、髪の毛全体のボリュームも減っている
  5. Ⅲ vertex型:Ⅲ型の薄毛に加えて、頭頂部がO型に薄くなっている
  6. Ⅳ型:生え際が後退し、頭頂部がO型に薄くなっている
  7. Ⅴ型:生え際の後退がⅣ型より進行し、頭頂部とつながりそうな状態
  8. Ⅵ型:生え際が後退し、頭頂部とつながった状態
  9. Ⅶ型:Ⅵ型の薄毛よりさらに進行し、頭頂部の薄毛も目立つ

この分類に当てはまらない場合は、ストレスやほかの原因による薄毛かもしれません。自分の症状を正しく把握し、今後の治療方法や対策を検討しましょう。

抜け毛の本数や太さ、長さを確認する

1日に50〜100本程度抜けるのは自然な脱毛です。髪の毛がそれ以上抜けるのであれば、薄毛を疑ったほうがよいでしょう。抜けた本数を数えるのは難しいため、「シャンプー時に抜け毛が増えた」「朝起きると枕に髪の毛が多く付着するようになった」「部屋に落ちている髪の毛が増えた」といったことでもチェックできます。
また、抜けた髪の毛が短く細い場合は、成長途中に抜けた毛で自然な抜け毛でないかもしれません。ただし、AGAでもストレスでも起こりうるため、判別が難しい場合もあるので気を付けましょう。

毛根の色や形を確認する

健康な毛根は毛根の先がマッチ棒のように膨らんで、毛が太いのが特徴です。「触るとべたついている」「黒くなっている」「形が尖っている」「毛根の先から何か飛び出ている」という場合は、自然な抜け毛でないかもしれません。毛根をチェックして気になるポイントがあった場合は、頭皮や髪の毛にストレスなどのトラブルが生じて抜け毛が起きているおそれがあります。

AGAやストレスによる薄毛への対策方法

AGAやストレスによる薄毛対策として、「ストレス解消法を見つける」「食生活や生活習慣を見直す」「正しいヘアケアを取り入れる」「専門のクリニックを受診する」という方法があります。薄毛が気になっている方は、取り入れてみてはいかがでしょう。

ストレス解消法を見つける

ストレスによる薄毛であれば、ストレスを克服するか、ストレスの原因を解決することで改善する可能性が高いです。「適度な運動や腹式呼吸」「ストレスになっている気持ちを書き出す」「音楽を聴く」「歌を歌う」「笑ってみる」といったことも、ストレス解消法の一つです。ストレス解消法が分からず悩んでいる場合は、気軽に取り組めるものから始めてみましょう。

食生活を見直す

ストレスにより、食生活が乱れ過食や肥満に陥る場合があります。食生活の乱れは、髪の毛に必要な栄養素の不足や脂肪による血行不良などを招きます。栄養バランスの整った食生活で、身体や髪の毛に必要な栄養素が補給できるようにしましょう。髪の毛の主な成分であるタンパク質だけでなく、ミネラル(亜鉛)やビタミン類も意識して摂取することをおすすめします。

生活習慣を見直す

見直したい生活習慣は、運動不足と睡眠不足です。適度な運動はストレス解消にもつながります。さらに末梢の血液循環が良くなり、代謝改善の効果があります。ストレスなどで血行不良になっている場合は、血行不良も改善されるでしょう。
血行が良くなると毛根が栄養素や酸素を受け取りやすくなり、抜け毛の予防や、新しい髪の毛が生えるサポートが行われるのです。また、睡眠に関しては上述したとおり、成長ホルモンが分泌されます。成長ホルモンの分泌はストレスを解消して、質の高い睡眠を目指せるので、健康な頭皮環境を整えましょう。

正しいヘアケアを取り入れる

生活習慣や食生活を整えてストレス解消しても、ヘアケア方法が間違っていると、薄毛が改善しにくくなります。頭皮マッサージも取り入れながら、毎日シャンプーして頭皮と髪の毛の清潔を保てます。シャンプーの時は爪を立ててゴシゴシ洗うと頭皮を傷つけるため、指の腹で洗うのがおすすめです。
シャンプーを毎日行うことで、フケを予防することができます。シャンプーをした後は、タオルドライで髪の毛の水分をふき取ってから、ドライヤーでしっかりと髪の毛を乾かしましょう。

専門のクリニックを受診する

上記の対策をしていても、薄毛が気になる場合は、薄毛の専門クリニックを早めに受診してください。特にAGAは進行性のため、早めの治療が効果的と言われています。自分では気付かない間に薄毛が進行している場合もあるため、専門のクリニックを受診して診断してもらいましょう。

AGAの治療法

AGAで専門のクリニックを受診した場合には、いくつかの治療法を視野に入れましょう。主な治療法として、投薬治療や外科的治療、LED照射があります。以下では、この治療法を詳しく解説しますので、AGAの治療内容について知りたい方は参考としてお役立てください。

投薬治療

AGAの治療で、最も一般的な治療法です。塗り薬の外用薬と、飲み薬の内服薬の2種類の治療があり、あわせて治療を行うこともあります。外用薬での治療は、日本皮膚科学会もガイドラインで推奨している治療法(推奨度A)です。内服薬は、日本皮膚科学会のガイドラインでは推奨度Dですが、AGAの専門クリニックなどで医師の裁量のもとに処方されています。

外科的治療(自毛植毛、メソセラピー、HARG療法)

AGAの外科的治療には自毛植毛やメソセラピー、HARG療法があります。自毛植毛とは髪の毛のみでなく、髪の毛が生える頭皮の組織ごと薄毛の部分に移植する方法です。自分の組織を移植するため、手術でありながら副作用も少ないと言われています。

また、メソセラピーは髪の毛の成長に必要な栄養素や成分を、頭皮に直接注入する方法です。投薬治療よりも成分が行き届きやすく、効果を得られるまでの期間が短くなるでしょう。HARG療法はメソセラピーのひとつで、幹細胞から抽出した髪の毛の成長因子を直接注入する方法です。注入するという方法ではメソセラピーとHARG療法は似ていますが、注入する成分の違いがあるので正しく理解しておきましょう。

LED照射

LED治療とは、LEDの光を頭皮の細胞に当て、頭皮の血流改善や毛母細胞の活性化を図る方法です。発毛効果があるとされており、皮膚表面のトラブルを防ぐ働きもあります。LED照射のみでなく、投薬治療やメソセラピーなどのいくつかの治療法と合わせれば、より効果が出やすいと言われています。

AGA治療を行う際の注意点

AGA治療は、長期間を要します。そのため、費用もかかると理解しておく必要があるでしょう。そのほかにも副作用のリスクや、自己判断で治療を中止してはならないという点に注意しなければなりません。治療を始める前にAGA治療の注意点を知り、自分に合った治療法選びにお役立てください。

AGA治療は長期的に続ける必要がある

AGAの治療は開始してすぐ効果が得られるものではなく、効果を感じられるまでには最低でも6ヶ月はかかると言われています。ただし効果が出るまでには個人差があるため、6ヶ月〜1年はあきらめずに治療を続けていきましょう。根気よく治療を続けていくことが大切です。

治療により副作用が出る可能性がある

AGAの内服薬や外用薬治療では、副作用が出るおそれがあります。外用薬では塗った部位のかゆみや赤み、湿疹、そして内服薬ではめまいやかゆみ、むくみなどの副作用が出るかもしれません。治療を開始して副作用を感じた場合は、まずは医師に相談し、必要であれば薬の減量や変更を行ってください。

長期間の治療により、費用がかかる

AGAの治療は自由診療であり、治療費は全額自費負担になります。また、効果が出るまでには期間が必要で、その期間治療費の負担を続けなければなりません。治療前に費用の話をしておくことや、早めの治療開始で使う薬の種類を少なくすることも、費用対策の一つとして挙げられるでしょう。治療費用が明確なクリニックを選ぶと安心です。

自己判断で中止しない

AGAの治療は、効果を感じ始めるまでに6ヶ月〜1年程度時間がかかることを解説してきました。「治療を始めてもなかなか効果を感じられない」「思っていた効果ではない」といって、自己判断で投薬治療をやめることはおすすめできません。
特に、急に投薬治療をやめると、抜け毛が増えるなどのリスクもあります。また、進行性であるAGAは、治療を中止すると再び進行し始めてしまいます。中止したい場合は医師に相談し、徐々に薬を減らしたり、治療法を再検討したりするなどの対策をとってください。

ストレスと薄毛の関係が気になる場合は、一度クリニックへ相談を

AGAは、ジヒドロテストステロンとよばれる男性ホルモンの一種が原因であるため、ストレスとは大きく関与していません。しかし、ストレスが自律神経を乱したり、睡眠の質を低下させたりすることで薄毛に影響を与える場合もあります。
「ストレス解消法を見つける」「食生活や生活習慣を見直す」「正しいヘアケアを取り入れる」などの対策を講じても効果を感じられない場合は、専門のクリニックを受診することも一つの方法です。

AGAオンクリでは、投薬治療が可能です。ただし、外科的治療やLED照射は行っていないので、希望する方は対応しているクリニックへの受診をおすすめします。AGAオンクリの場合は、薄毛について医師に相談できるのはもちろん、オンライン診療なので場所を選ばず受診でき、プライバシーも保護されます。
「薄毛が気になっている」というお悩みを抱えている方は、一度AGAオンクリの無料カウンセリングを受けてみてはいかがでしょう。

以下のリンクから、当クリニックの相談の予約ができます。相談は無料ですので、AGA治療に興味のある方は以下のリンクよりお問い合わせください。