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AGAの進行速度は速い?進行パターンや速度を抑える方法を具体的に解説

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AGAは進行性の脱毛症で、進行速度には個人差があります。AGAの進行パターンはハミルトンノーウッド分類で分けられており、分類表を確認することで進行度やパターンを把握することができます。

本記事ではAGAの進行速度や進行パターン、AGAの進行速度を抑える方法などについて詳しく解説しています。AGAの進行速度が気になる方、薄毛が進行してきたと感じる方は参考にしていただきたいです。

AGAの進行速度について

AGAは進行性の脱毛症です。対策を講じなければAGAは止まることはなく、自然に症状が改善することもありません。しかし急激に進行するわけではなく徐々に進行し、進行速度には個人差もあります。本項目では、AGAの進行速度を詳しく解説していきます。

AGAは急激に進行することはない

AGAは少しずつ進行する脱毛症で、急激に症状が出ることは通常ありません。よってAGAに気付かずに時間が経過している場合も考えられます。個人差はありますが、AGAは約5年をかけて目立つぐらいの薄毛に進行していきます。急激に抜け毛や薄毛が進行していく場合にはAGAではなく、円形脱毛症などほかの原因が隠れている可能性が考えられます。

AGAの進行速度には個人差がある

AGAはゆっくりと進行する脱毛症ですが、そのスピードには個人差があります。また、若年で発症するAGAほど進行速度が早いと言われます。抜け毛を「若いから大丈夫」と放置しておくと、AGAが進行してしまう危険性も考えられます。若年で発症するAGAは進行速度が早い反面、若年からAGA治療を始めると治療効果が出やすいと言われます。

AGAの進行パターン

ハミルトンノーウッド分類のそれぞれの型について簡単に解説していきます。

  1. Ⅰ型:初期のAGAで、生え際が少し後退しているものの目立ちにくい
  2. Ⅱ型(Ⅱa型):Ⅰ型よりも生え際の後退が進み、見た目にもわかるようになる
  3. Ⅱ型vertex:Ⅱ型+頭頂部がO型の薄毛になる
  4. Ⅲ型(Ⅲa型):生え際の薄毛がM字のように広がる
  5. Ⅲ型vertex:Ⅲ型+頭頂部のO型の薄毛も進行し頭皮が見えてくる状態
  6. Ⅳ型(Ⅳa型):生え際が後退し、頭頂部がO型の薄毛になる
  7. Ⅴ型(Va型):生え際の後退がより進行し、もう少しで頭頂部とつながりそうな状態
  8. Ⅵ型:生え際の後退が進行し、頭頂部とつながった状態
  9. Ⅶ型:Ⅵ型+側頭部の薄毛も目立つようになった状態

また脱毛のパターンがアルファベットのO字やM字、U字に似ていることからO字型やM字型、U字型にも分けられます。
※HP(https://www.aga-online.clinic/aga.html)のハミルトンノーウッド分類をもとに作成しています。

AGAの進行パターン①:O字型

頭頂部がつむじの周囲から丸くO字のように薄毛になっていく進行パターンです。上記のハミルトンノーウッド分類ではⅡ型vertex〜V型がO字型にあたります。頭頂部の薄毛は本人からは見えにくいため、早期発見が難しいと言われます。見つかった時には症状が進行している場合が多く、日ごろから注意を払う必要があります。

AGAの進行パターン②:M字型

前額部の生え際が両サイドのこめかみ部分から薄毛になり、M字型の薄毛になる進行パターンです。ハミルトンノーウッド分類ではⅠ型~Ⅴ型にあたり、初期に現れやすいAGAの進行パターンです。髪の毛が長い人や、髪の毛を下ろしている人は気付きにくく、知らない間に進行していることも多いと言われます。

AGAの進行パターン③:U字型

頭頂部の生え際が徐々に後退していき、頭を上から見た時にU字型になる薄毛の進行パターンです。ハミルトンノーウッド分類ではⅣ型~Ⅶ型にあたります。ほかの2つの進行パターンに比べると目立ちやすく、本人も気付きやすいパターンです。O型も合併する場合が多いため薄毛が目立ち、早めの治療が必要になります。

AGAの進行速度を抑える方法

AGAの進行速度を抑えるためには、髪の毛や頭皮にとって良い環境作りが大切になります。髪の毛や頭皮を健康に保つ方法として、「生活習慣の改善」「ストレスを溜めない」「正しい頭皮ケアやヘアケア」「育毛剤や発毛剤の使用」「専門のクリニックへ相談する」といった方法を挙げています。AGAの進行速度を抑えたい、薄毛を予防したい方は参考にしていただきたいです。

生活習慣を改善する

AGAの進行速度を抑えるためには、食事や運動、睡眠などの生活習慣をできる限り改善すると良いでしょう。髪の毛の主な成分はたんぱく質であり、たんぱく質を多く含む食材を意識してとると、健康な髪の毛の成長につながりやすいと言われています。 併せてビタミン類やミネラル類もとれる食事を意識しましょう。

睡眠不足や睡眠の質が低下すると、髪の毛には悪影響でAGAの進行を早めてしまう可能性があります。質の良い睡眠とは、寝つきがスムーズな上に途中で目覚めず、朝すっきり起きられる状態のことを指します。質の良い睡眠のために、眠る直前の食事やカフェイン摂取を控え、できる限りスマホやパソコンの光を浴びないようにしましょう。身体を副交感神経優位にさせることで、リラックスした状態にするためです。成長ホルモンの分泌が盛んになる22時から26時の間は睡眠時間にできるよう、入眠時間を調整すると良いでしょう。

また、できる限り喫煙や飲酒を控えると、頭皮の血流が改善しやすいと言えます。適度な運動は全身の血行を促進するため、頭皮の老廃物の流れがスムーズになり、栄養が届きやすくなるというメリットがあります。寝つきの良さにもつながるため、ウォーキングやジョギングなどの適度な運動を取り入れてみましょう。

ストレスを溜めない

ストレスを感じ続けると自律神経の乱れから頭皮環境も悪化し、薄毛につながる可能性はあります。自律神経の乱れから身体は緊張状態になり、血管が収縮して頭皮や髪の毛に栄養素や酸素が届きにくくなります。結果として、抜け毛などにつながります。ストレスを解消するために、自分がリラックスできる方法があれば取り入れてみましょう。そのほかにはストレス解消になるストレッチや読書、映画鑑賞などを取り入れてストレスを溜めないような自分なりの方法を見つけてみましょう。

正しい頭皮ケアやヘアケアを実践する

頭皮環境を整えると頭皮が健康になり、細胞の働きも活発になるため薄毛予防につながります。頭皮環境を整えるためには、正しい頭皮ケアやヘアケアが大切です。洗浄力の強すぎないシャンプーで、 優しくマッサージするように洗いあげましょう。シャンプーが残らないようにしっかりすすいで、ドライヤーで乾かします。その際、頭皮マッサージも取り入れると、頭皮の血流改善につながります。
また、頭皮ダメージも頭皮環境悪化につながるため、頭皮ダメージ対策も大切です。紫外線は乾燥が頭皮ダメージにつながりやすいため、頭皮に直接紫外線が当たらないよう帽子や日傘を使用しましょう。自分自身の頭皮ケアやヘアケア方法を見直して、健康な頭皮作りにつなげていきましょう。

育毛剤を使う

自分自身の生活習慣や頭皮ケア方法を見直しながらできる対策として、育毛剤の使用もあげられます。育毛剤は頭皮環境を整える効果があるため、頭皮環境の悪化を感じる場合に使ってみましょう。
ただし、育毛剤には新たな髪の毛を生やす効果はない、ということは知っておきましょう。AGAの進行を抑える効果ではなく、あくまで健康な頭皮づくりや髪の毛の成長につながるものと捉えておきましょう。

専門のクリニックへ相談する

「セルフケアや育毛剤を使ってもAGAの進行が気になる」または「自分の状態を診て欲しい」などの場合には専門のクリニックへ相談する方法もあります。専門の医師の診断を受けられ、頭皮や髪の毛の状態に適した治療を受けることが可能です。AGAかもしれない、など薄毛に気付いた時点で治療開始するのが良いでしょう。早期治療ほど治療の効果が期待できます。

AGAの進行が気になる場合は適切な対処をしよう

AGAは急激に進行するのではなく、徐々に進行していきます。ただし、進行スピードには個人差があります。AGAの進行パターンは、ハミルトンノーウッド分類といわれる9つの分類で分けられており、O字型やM字型、U字型で進行します。「生活習慣の改善」「ストレス解消」「正しい頭皮ケアやヘアケア」「育毛剤の使用」はAGAの進行速度を抑えることが期待できます。

セルフケアを取り入れても薄毛の進行が気になる場合は、専門のクリニックへ相談しましょう。
AGAオンクリでは専門の医師へ相談でき、アドバイスを受けることも可能です。薄毛が気になっていても治療すべきか迷う場合は、無料カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。

以下のリンクから、当クリニックの相談の予約ができます。相談は無料ですので、AGA治療に興味のある方は以下のリンクよりお問い合わせください。