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頭皮にかゆみが生じる場合には、いくつかの原因が考えられます。この記事では頭皮のかゆみの原因を解説し、放置するリスクやかゆみへの対処法を紹介していきます。
目次
頭皮にかゆみが現れる原因
頭皮にかゆみが現れる原因を説明していきます。
頭皮の乾燥
頭皮が乾燥すると皮膚やその周辺の水分が失われ、皮膚のバリア機能が低下します。バリア機能が低下すると、外部から細菌などが入り込み、その刺激でかゆみが生じます。頭皮が乾燥する原因は、主に長時間エアコンの風を浴び続けることやストレス、生活習慣などが挙げられます。
皮脂の過剰な分泌
頭皮の皮脂が過剰に分泌すると、常在菌のマラセチア菌が増殖してかゆみを引き起こすことがあります。髪を洗う回数が少ない、洗い方に問題がある場合などに起こりやすくなります。
間違った方法のシャンプー
シャンプーの回数が多い、または洗浄力の強すぎるシャンプーを使用することで、頭皮に必要な皮脂まで落としてしまう可能性があります。また、爪をたててシャンプーをすると、頭皮を傷つけてかゆみの原因となることもあるので、指の腹を使って丁寧に洗うよう心がけましょう。
アレルギー
ヘアカラーやシャンプー、整髪料などの成分が皮膚に合わない場合、アレルギー反応によってかゆみが起こることがあります。アレルギーの原因物質は多岐にわたるため、特定するためには検査が必要となります。
アタマジラミ
アタマジラミに感染すると、頭皮に強いかゆみを感じます。耐え難いかゆみによる頭皮のかき過ぎで、頭皮に炎症が起こる場合も考えられます。耳の後ろや後頭部などに白色の卵(0.5mm程度)がある場合には注意が必要です。
頭皮のかゆみを放置するリスク
以下では頭皮のかゆみを放置するリスクを紹介していきます。
かゆみがひどくなる場合がある
かゆみをそのまま放置してしまうと、症状がさらに悪化する場合があるので注意しましょう。例えば、肌に合わないヘアカラーやシャンプーを使い続けた場合、アレルギー反応がひどくなる場合があります。
炎症が進み皮膚炎となる可能性がある
かゆみを放置してすると炎症がすすみ、脂漏性皮膚炎や接触皮膚炎、皮脂欠乏性皮膚炎となる可能性もあります。また、何度も頭をかきむしることで炎症がひどくなり改善に時間がかかるケースもあります。
抜け毛の原因になる
頭をかきむしり炎症が進むことによって、頭皮にダメージを与えることになります。頭皮がダメージを受ければ、頭皮環境が悪化し、健康な髪の毛が育ちにくくなるため、抜け毛が発生します。また、かきむしったことで頭皮が受ける刺激によっても、抜け毛が生じやすくなります。
頭皮のかゆみへの対処法
以下では頭皮のかゆみへの対処法を説明していきます。
ヘアケアの仕方を見直す
頭皮のかゆみの原因は、シャンプーや整髪料、ヘアカラーが問題となっている場合があるので、毎日のヘアケアを見直すと良いでしょう。 具体的には「シャンプーの回数を減らす」「洗い残しがないようにすすぐ」「シャンプーやトリートメントを刺激の少ないものに変える」「ヘアカラーを控える」などの対処が挙げられます。
生活習慣を改善しストレスを解消する
頭皮環境の悪化は、生活習慣やストレスが遠因となっている場合があります。質の高い睡眠、バランスのとれた食生活、適度な運動を心掛け、ストレス解消のため自分なりのリフレッシュ方法を見つけておくことが重要です。
頭皮に炎症がある場合は医療機関を受診する
頭皮に赤みが広がっていたり、湿疹ができたりしている場合にはなるべく早い段階で皮膚科などの医療機関を受診しましょう。外用薬による治療などで状況が改善するケースもあります。
頭皮のかゆみを感じたら放置せず対処しよう
頭皮のかゆみは、頭皮の乾燥や皮脂の過剰な分泌などが原因で起こります。かゆみを放置すると炎症が進み、薄毛や抜け毛の原因となることも考えられます。かゆみが気になったら、放置せずに先述の対処法を行うようにしてください。 なお、かゆみだけでなく抜け毛や薄毛が伴う場合は、AGAが原因の可能性も考えられます。AGAの症状にかゆみはないですが、アレルギーや皮膚炎などと併発する場合もあります。 AGAが疑われる場合は、専門のクリニックを受診してみましょう。
AGAオンクリでは24時間365日専門の医師へ相談でき、アドバイスを受けることが可能です。 ただし、頭皮のかゆみへの治療は行っておりません。