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薄毛が気になり、自力で治せるのか気になったことはありませんか。薄毛の原因がAGAの場合、自力で治すことは難しく、専門の治療を受けなければ薄毛は進行していきます。一方、薄毛の原因が皮膚の炎症や生活習慣の乱れによる場合は、適切に対処すれば改善できる可能性もあります。
本記事ではAGAの原因や自力でできる対策、AGAの治療法を解説しています。自分がAGAかもしれないとお悩みの方や、薄毛が気になる方にぜひ読んでいただきたいです。
目次
AGAを自力で治すことが難しいとされる理由
AGAはジヒドロテストステロンといわれる男性ホルモンの働きにより、ヘアサイクルの成長期が短くなることで起こる薄毛症状のことを指します。そのほかに遺伝もAGAの原因のひとつと言われています。
AGAを進行させないためには、ジヒドロテストステロンが作られないようにする必要があります。
しかし、ジヒドロテストステロンの働きや遺伝を自力で解決することはできないため、AGAは自力で治すのは難しいと言われています。AGA以外の薄毛とも見分けがつきにくく気付かないケースも多いです。
AGA以外の薄毛であれば自力で治すことも可能
皮膚の炎症や生活習慣の乱れが原因で起きている薄毛であれば、自力でも治せる可能性があります。薄毛の原因として主に挙げられるのは、食生活の乱れや睡眠不足、過度なストレスなどです。
過度なダイエットや栄養バランスが乱れた食生活は、髪の毛に充分な栄養が届きにくく、薄毛につながりやすくなります。
睡眠不足は、健康な髪の毛作りに欠かせない成長ホルモンの分泌を減らしてしまうため、薄毛になる可能性を高める危険性があります。
ストレスは、それ自体が薄毛の原因ではなく、ストレスを受け続けることによる自律神経やホルモンバランスが乱れが原因となります。
また、頭皮に合わないヘアケア剤やシャンプーのしすぎは頭皮の皮膚トラブルにつながり、薄毛になる場合も考えられます。
上記が原因で薄毛になっている場合には、原因を解決すると薄毛を改善できる可能性もありますので、生活を振り返ってみましょう。
AGAや薄毛に対して自力でできる対策方法
先述したようにAGAが薄毛の原因である場合、自力での治療は難しいもののいくつかの対策方法は挙げることができます。
以下で紹介する対策は頭皮環境を整えて、健康な髪の毛が生えるようにするものです。自力でできる対策を知りたい方は、参考にしていただきたいです。
正しいヘアケアと頭皮ケアを取り入れる
健康な髪の毛を生やすためには、土台である頭皮の健康を保つ必要があります。AGAや薄毛の進行を抑えるためには頭皮環境を整えて、ヘアサイクルを元に戻せるようにしましょう。そのため、まずは正しいシャンプー方法を知ることが重要です。
- ①. シャンプーを使う前にお湯で流し、まずはお湯のみで汚れを落とす
- ②. シャンプーは泡立てて使い、爪を立ててゴシゴシ洗わない
- ③. シャンプーが残るとフケの原因になり、頭皮トラブルにつながるため、しっかりすすぐ
- ④. 頭皮マッサージも取り入れると、頭皮の血流が良くなる
- ⑤. 頭皮や髪の毛に刺激が少ないシャンプーを使う
しっかり睡眠をとる
健康な髪の毛の成長に欠かせない成長ホルモンは夜寝ている間に分泌され、深く眠ることで、分泌はさらに促されます。しかし、浅い眠りや睡眠不足では成長ホルモンがしっかり分泌されません。
睡眠不足が続くと薄毛につながり、身体全体の不調も起きやすくなると言えるでしょう。質の良い睡眠のため、以下のようなことを実行してみてください。
- ●寝つきを良くし、深い眠りにするために、寝る前のアルコールやカフェイン摂取は控える
- ●就寝の2~3時間前に入浴すると、寝たい時間に自然に眠気が来て、眠りやすくなる
- ●適度な運動は寝つきを良くするが、寝る前の運動は身体を興奮させるため、運動も寝る2~3時間前には終わらせる
- ●寝る30分程度前から部屋を暗くし、身体がスムーズに睡眠に入れるようにする
- ●テレビやスマートフォン、パソコン操作もなるべく控える
栄養バランスの整った食事をとる
髪の毛の成分になる栄養素を積極的に摂取しましょう。髪の毛の主成分となるたんぱく質やたんぱく質の生成に必要なミネラル、頭皮環境を整えるビタミン、細胞の老化を抑えAGAの原因物質を阻害するイソフラボンなどの栄養素を意識した食事が重要です。上記の栄養素以外にも、さまざまな栄養素が偏りなく摂れるようにしましょう。
また、AGAや薄毛対策として避けたほうが良い食べ物も存在します。糖分や塩分、脂肪分が多い食べ物、刺激物はなるべく避けましょう。これらの食べ物は直接薄毛につながるのではなく、血行が悪くなったり皮脂が増えたりする点から頭皮環境の悪化に繋がるとされています。
飲酒や喫煙を控える
過度の飲酒や喫煙は薄毛につながります。過度なアルコール摂取をすると体内でアルコール分解のために多量のアミノ酸が使われます。アミノ酸には髪の毛のたんぱく質を形成する働きもあるため、アルコール分解に使用されることで髪の毛まで必要なアミノ酸が届かなくなり、薄毛につながってしまいます。
また、アルコールが分解される際に発生するアセトアルデヒドは、AGAの原因であるジヒドロテストステロンを増加させます。タバコには血管を収縮させる作用があるため、血行が悪くなり、頭皮への血流も悪くなることから薄毛につながる危険性があります。
ストレスを溜めない
ストレスを感じ続けると自律神経が乱れ、血流が低下して薄毛につながります。ストレスは身体を緊張状態にさせ、交感神経の働きを強めます。
それが原因となり、身体はリラックスできなくなり、寝つきも悪くなります。適度にストレス解消法を取り入れながら、ストレスを溜めないようにしましょう。ストレス解消法としては家族や友人と会話を楽しむ、運動する、映画鑑賞や読書をする、散歩などの方法があります。
育毛剤を使う
育毛剤には、頭皮環境を整える効果があります。ただし、髪の毛を生やす効果はありません。期待できる効果としては、フケの予防や血行促進です。育毛剤を選ぶ時は欲しい効果が得られる成分を選びましょう。
クリニックで治療を受けることも対策の一つ
AGAや薄毛で悩んでいる場合、AGAの専門クリニックで治療を受ける方法もあります。専門クリニックでは、AGAの進行度により自分に合った治療を受けることが可能です。自力の対策は、場合によっては自身の薄毛には合わない可能性も考えられます。治療を受ける中で、最適なセルフケア法を学ぶこともできます。
AGAの治療方法
AGAで専門クリニックを受診した場合、主に投薬や外科的治療、LED照射で治療していきます。本項目では投薬治療と外科的治療、LED照射について解説しています。専門クリニックを受診した場合の治療法を知りたい方は参考にしていただきたいです。
投薬治療
投薬治療では、内服薬や外用薬での治療を行います。使用する主な薬はミノキシジルやフィナステリド、デュタステリドで、AGAの状態に合ったものが処方されます。ミノキシジル内服薬については、国内未承認ですが医師によって処方される場合もあります。
内服薬のみで治療するケースや複数の内服薬を組み合わせるケース、内服薬と外用薬を併用するいくつかのケースがあります。しかし、効果が出始めるまでには時間がかかることを知っておきましょう。
外科的治療
AGAの外科的治療にはメソセラピーやHARG療法、自毛植毛などの治療があります。
メソセラピーは髪の毛の成長を促す成分を、頭皮に注入する方法です。投薬治療とあわせて行われる場合が多く、投薬よりも効果が出るまでの期間が短縮されるといわれています。
HARG療法は髪の毛の成長因子を頭皮に注入する方法です。メソセラピーとは注入する成分が異なります。成長因子を注入するのみのため、AGAの原因になるホルモンの働きを抑制する効果はありません。
自毛植毛は髪の毛の組織ごと、薄毛の部分に移植する方法です。投薬や外科的治療で効果が得られない場合の選択肢になるケースがあります。また、ほかの治療法に比べ、高額な費用がかかる治療法です。
※AGAオンクリでは、メソセラピーやHARG療法、自毛植毛による治療は行っておりません。
LED照射
LED照射は髪の毛が生える毛乳頭細胞に、LEDを照射する治療法です。頭皮の血行を良くして、毛母細胞の働きを促す効果があるとされています。
投薬治療の副作用などで、治療の継続が難しくなった場合に選択されることが多いです。ほかの外科的治療に比べると、身体に痛みを伴わない治療と言えるでしょう。
※AGAオンクリでは、LED照射による治療は行っておりません。
AGAや薄毛を自分で治す方法がわからない場合は、医療機関に通うことも検討しよう
薄毛の原因がAGAである場合、ホルモンの働きや遺伝が原因のため自力で治すのは難しいと言えるでしょう。一方、生活習慣の乱れや皮膚の炎症が薄毛の原因である場合は、適切な対処によって薄毛を改善できる可能性があります。
また、自力でできるAGAや薄毛対策には生活習慣の改善やストレス解消、正しい頭皮ケア、育毛剤の使用などがあげられます。セルフケアを取り入れても効果を感じられない場合、薄毛が気になる場合には専門クリニックを受診することも方法の一つです。
AGAオンクリは、投薬によるAGA治療が受けられるオンラインクリニックです。専門の医師に相談できアドバイスも受けられ、オンラインで診療が完結します。薄毛が気になる場合は、一度AGAオンクリへ相談してみてはいかがでしょうか。
※AGAオンクリでは外科的治療は行っておりません。