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AGAの塗り薬(外用薬)とはどのような薬?種類や違い、副作用や選び方を解説

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AGAの治療薬には、塗り薬(外用薬)があります。薄毛やAGAが気になり始めた方のなかには、AGAの塗り薬に興味がある方もいるのではないでしょうか。AGAの治療薬の種類から、塗り薬の内容や効果、副作用や選び方などを解説しますので、AGA治療についての知識を深めていきましょう。

AGA治療薬の種類

AGA治療薬と一口に言っても、さまざまな種類があります。それぞれ塗り薬と内服薬に分けられていますが、それぞれ特徴は異なります。AGA治療における塗り薬(外用薬)とAGA内服薬を以下で詳しく解説しますので、どのような特徴があるのかチェックしていきましょう。

AGAの塗り薬(外用薬)

塗り薬(外用薬)には「ミノキシジル」を含んだ治療薬があります。ミノキシジルの効果は、発毛や育毛、脱毛の抑制などです。

塗り薬は脱毛が気になる部分の頭皮に直接塗布し、毛根に効果をもたらします。一般的には朝と夜の2回ずつに分けて使用しますが、効果が分かるまでは約6ヶ月かかると言われています。効果が早く出る方の場合はおよそ3ヶ月と、個人差があります。そのため、効果が出るのに時間がかかったとしても、まず6ヶ月間は様子を見ましょう。

AGAの内服薬

AGAの内服薬には、下記の3種類があります。

    
AGAの内服薬 特徴
フィナステリド 抜け毛を抑制する
デュタステリド 抜け毛を抑制する
ミノキシジル 外用薬と同様に、発毛効果がある

「フィナステリド」「デュタステリド」は、抜け毛を抑える薬です。フィナステリドは、2種類の錠剤が用意されています。0.2mgと1mgと、薬の有効濃度により種類が分けられており、AGAの症状にのみ効果があります。全ての薄毛に効果が期待できるわけはないので、充分に理解しておきましょう。

服薬する際は、1日1回です。1日1mgを上限として決まった時間、もしくは就寝前に服用してください。
デュタステリドも抜け毛を抑制できる薬ですが、軟カプセル剤で処方されています。成人男性の場合は1日1回、0.1mgを経口投与します。服薬のタイミングは自由です。ただし、毎日決まった時間帯で服用したほうが効果が高まりやすいでしょう。

一方、内服薬のミノキシジルは外用薬と同様に発毛効果がある薬ですが、有用性に関する臨床実験が実施されていないのが現状です。しかし、医師が処方したものであれば服用しても問題ありません。服薬する際は、医師の指示をしっかりと守ってください。

AGA治療用の塗り薬(外用薬)と内服薬の違いや特徴

塗り薬(外用薬)と内服薬は、「塗る」「飲む」などの使い方や効力、濃度などに違いがあります。塗り薬は内服薬よりも効果が出るスピードが遅いものの、副作用が少ないのが特徴です。

また、塗り薬は1日2回、内服薬は1日1回と、服用する頻度も異なるので覚えておきましょう。内服薬は塗り薬よりも豊富な種類があることも、異なるポイントです。

ミノキシジルの塗り薬の場合、市販もされているのでドラッグストアなどで購入して利用することができます。
対して、ミノキシジル内服薬は国内未承認ですが、医師判断のもと処方される場合があります。ドラッグストアでは入手不可なので、内服薬を希望する際は専門クリニックを受診しなければなりません。

AGA治療における塗り薬(外用薬)の副作用

AGA治療の塗り薬には、副作用に悩まされるケースがあるので注意が必要です。塗り薬の副作用には、主に以下のようなものがあります。

・皮膚トラブル(皮膚のかゆみや発疹、皮膚炎など)

肌質に合っていないと、頭皮が炎症するリスクがあります。頭皮のフケやかぶれ、かゆみなどが発生する場合があるため、薄毛の悪化につながるかもしれません。肌質に心配のある方は、使用する前は少量を手の甲などに塗り、刺激の有無をチェックしてから使いましょう。

・頭痛やめまい

まれに頭痛やめまいに悩まされる場合があります。ただし、頭痛やめまいは普段通りの生活を送っていても起こりやすいものなので、原因をきちんと見極めたほうがよいでしょう。

・動悸や血圧上昇など

ミノキシジルの働きには血管の拡張があるため、動悸や血圧が上昇する副作用が起こることも考えられます。そのほか、肌荒れやほてり、ニキビなどが発現する場合があります。

初期脱毛がみられる場合もありますが、それは副作用ではなく薬の効果のあらわれです。もし気になるのであれば、医師に相談することをおすすめします。

AGA治療用の塗り薬(外用薬)の選び方

AGA治療用の塗り薬について解説してきましたが、本項目では選び方を紹介します。選び方を誤ってしまうと、効果が出にくくなるおそれがあります。塗り薬でAGAの改善を目指せるよう、選び方のポイントをチェックしていきましょう。

市販の塗り薬とクリニックのAGA処方薬で選ぶ

AGAの塗り薬はクリニックで処方されていますが、市販もされています。ただし、市販のものとクリニック処方薬には違いがあります。

たとえば、濃度です。市販は1~5%、クリニックでは5%以上となっているなど、違いが顕著です。もし「高濃度のミノキシジルが含まれた塗り薬がよい」という場合は、クリニックで処方してもらうことをおすすめします。それぞれの違いを理解したうえで選ぶようにしましょう。

AGAの進行状況に合わせて選ぶ

AGAの治療薬は、AGAの進行状況に合わせた選択が必要です。進行状況によって、外用薬の濃度を変えることが可能なので、まずは自分自身の症状についてよく知っておくようにしましょう。また、AGAの予防や進行の抑制のためには、フィナステリドやデュタステリドなどの内服薬と併用することもできます。

AGA治療用の塗り薬(外用薬)を使うときの注意点

AGA治療用の塗り薬には、いくつかの注意点があります。注意点を知らずに服用してしまうと、体調を崩すおそれもあります。AGA治療用の塗り薬を使う前には、必ず以下に挙げる注意点を踏まえて服用してください。

用法・用量を守る

塗り薬を使う際は、用法・用量をきちんと守ることが大切です。種類によって違いはありますが、1日2回、頭皮の薄くなっているところに塗るのが一般的でしょう。少ないと感じても、多量に塗ることはしないようにしてください。思わぬ副作用につながるおそれがあります。

使用上の注意をよく理解する

AGAの塗り薬は、使用してはいけない方などがいるので、使用上の注意をよく読んでから使用しましょう。以下に挙げたポイントに当てはまる方は、使用を断念するか、専門の医療機関に相談することをおすすめします。

  • 女性
  • 未成年者
  • アレルギー症状がある方
  • 心臓や腎臓に障がいのある方
  • 65歳以上の高齢者
  • 甲状腺機能障害の診断を受けている方
  • 高血圧or低血圧の方

ちなみに、上記に当てはまらない方でも、飲酒をしている場合は注意が必要です。アルコールは血圧を下げる作用があるので、塗り薬によって血圧が下がりすぎてしまうリスクがあります。「自分は大丈夫」と思っていてもリスクが全くないわけではありません。心配のある方は、使用前に医師に相談してください。

自己判断で使用をやめない

使う種類や個人差などはありますが、AGAの塗り薬の効果がわかるまで約6ヶ月かかるのが一般的です。効果が実感できないからといって、自己判断で使用をやめるのはもったいないことです。使い続けることが重要なので、気長に治療を続けるようにしましょう。

個人輸入はしない

AGAの塗り薬は、海外サイトなどでも購入可能です。海外で流通している商品を個人輸入して使用するのはやめたほうがよいでしょう。個人輸入の薬品は検査を介していないため、安全性が確認されていないものがほとんどです。そのため、個人輸入の薬品の使用はあまりおすすめできません。

AGAの塗り薬(外用薬)は用法・用量をまもって使用しよう

AGAの塗り薬にはミノキシジルが配合された外用薬があります。発毛効果を期待できますが、稀に副作用もあるので用法・用量をまもった使用が大切です。
「自分のAGAの症状に塗り薬が適切か」「使用上の注意にはどのようなものがあるか」などを自分だけで把握するのは難しいかもしれません。

判断が難しい場合は、専門のクリニックに相談することをおすすめします。AGAオンクリなら医師と相談しながら治療が可能です。AGAに関する不安などがある方は、ぜひ一度AGAオンクリへの受診を予約してみてください。

以下のリンクから、当クリニックの相談の予約ができます。相談は無料ですので、AGA治療に興味のある方は以下のリンクよりお問い合わせください。