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ワックスは薄毛の原因になる?使用時の注意点も詳しく解説

この記事は約 9 分で読めます

ワックスは髪の毛を整えるのに役立ちます。しかし、ワックスは薄毛の原因や進行を促すという考え方があるので、使用する場合は気になってしまう方がいるかもしれません。

本記事では、ワックスが薄毛の原因になるのか、ワックス以外の薄毛の原因はあるのかなどを解説します。ワックスを使う際の注意点も紹介しますので、不安やお悩みの解消にお役立てください。

ワックスは薄毛の原因になる?

ワックスは、次のような理由から薄毛の原因になりうると言われています。

  • 成分が毛穴に詰まる
  • 成分が頭皮に刺激を与える
  • 頭皮に負担をかける

上記の理由により、ワックスは頭皮環境を乱すと考えられています。しかし、ワックスが薄毛の原因になるかどうかは個人差があるので、断言はできません。
正しく使っていれば、髪をきれいに整えるのにとても便利なアイテムです。ただし、間違ったヘアケアは頭皮環境を悪化させ、薄毛の原因になります。

さらにワックスの成分によっては、薄毛を進行させることがあるかもしれません。ワックスに含まれている「合成界面活性剤」は、髪の毛を形成するのに欠かせない「タンパク質」を分解する働きがあります。
合成界面活性剤が含まれたワックスを使い続けていると、髪の毛がだんだん細くなっていくおそれがあります。そのため、ワックスの使い方には気をつける必要があるでしょう。ワックスを使う場合は、含まれている成分にも注意して選ぶことが大切です。

ワックスが原因で起きる可能性がある脱毛症

必ずしも、ワックスが薄毛の原因に直結するわけではありません。しかしワックスが原因となり、以下のような脱毛症が発症するおそれがあります。

  • 牽引性脱毛症
  • 脂漏性脱毛症
  • 粃糠性脱毛症

それぞれの脱毛症について詳しく解説しますので、ワックスを誤って使用するリスクも把握しておきましょう。

牽引性脱毛症

「牽引性脱毛症」は、同じ髪型を続けていると発症するリスクが高まります。特に「同じ場所で髪の毛を結んでいる」「髪の毛を同じ場所で分けている」といった方は、気を付けたほうがよいでしょう。

同じ髪型を続けると頭皮に過度の負担がかかり、局所的に血行不良が引き起こされると抜け毛が起きやすくなります。また、「ワックスで前髪を固める」あるいは「後ろに引っ張るような髪型を長期間続ける」といった場合、髪の毛が抜けやすくなるので注意してください。

牽引性脱毛症の初期段階であれば、髪型を見直すことで改善する可能性があります。心当たりのある方は、髪型を変えることも視野に入れるべきかもしれません。

脂漏性脱毛症

「脂漏性脱毛症」とは、脂漏性皮膚炎に伴って起こる脱毛症です。

頭皮には「マラセチア」という真菌があります。マラセチアは皮脂の量が過剰に増えることで繁殖し、頭皮環境を悪化させます。皮脂量が多く分泌されるため、場合によっては炎症や湿疹、ニキビを引き起こしてしまうケースもあります。症状は、思春期以降に現れる方がほとんどです。
加えて、夏の時期は紫外線が強く、高温・多湿になるので症状が発症しやすく、さらに悪化するおそれもあるでしょう。ワックスを使えば、排出されるはずの皮脂が留まってしまうので、脂漏性脱毛症を発症するリスクが高まります。

脂漏性脱毛症は、放っておいても治ることはありません。似たような症状にお悩みの場合は、早めに専門のクリニックを受診することをおすすめします。

粃糠性脱毛症

「粃糠性脱毛症」とは、頭全体に大量にフケが出る症状です。フケや汚れ、皮脂が毛穴に詰まって炎症が引き起こされ、頭皮環境が悪化すると症状が発症する確率が高くなります。

「フケやかゆみが増えた」「抜け毛が増えた」などの症状に自覚のある場合は、粃糠性脱毛症が発症しているおそれがあります。ワックスの使用でホコリやフケが付着すると、汚れが毛穴に詰まって炎症を引き起こすリスクがあるので注意しましょう。

ワックスを使用する際の注意点

ワックスを使えば、理想の髪型をつくれるため重宝する方は多いでしょう。しかし、誤った使い方を続けていると、薄毛がどんどん進行してしまうかもしれません。ワックスを使う際の注意点は、以下の通りです。

  • 適量を使用する
  • 頭皮にワックスをつけないようにする
  • ワックスはつけた日のうちに落とす

上記のポイントをそれぞれ詳しく説明しますので、正しいワックスの使い方を身につけて薄毛を予防しましょう。

適量を使用する

ワックスを付けすぎると、髪や頭皮に負担をかけるおそれがあるので、適量を使用することが大切です。つける量が多ければ多いほど、髪や頭皮に負担がかかります。
髪のセット力を高めるために多めにワックスをつける習慣がある方は、充分に注意してください。適量は商品ごとに異なるので、使用する際は商品の説明書を確認しましょう。

頭皮にワックスをつけないようにする

ヘアワックスは、髪形を整えるために使用するものです。そのため、ワックスを使用するときは頭皮ではなく、なるべく髪に塗るようにしてください。
頭皮にワックスがついてしまうと、毛穴詰まりを引き起こし、薄毛を進行させるおそれがあります。頭皮にまでワックスを塗るようなやり方は、止めたほうがよいでしょう。ワックスをつけるときは、毛先から塗るように工夫してみてください。

ワックスはつけた日のうちに落とす

ワックスを付けたまま寝てしまうと、頭皮に付着するおそれがあるので、つけた日のうちに落とすことを心がけてください。

ただし、洗浄力の強いシャンプーで力任せに洗うと、頭皮に悪影響を及ぼします。薬用シャンプーのような刺激の少ないシャンプーを使用し、マッサージするように洗い流すようにしましょう。正しいヘアワックスの落とし方は、以下のポイントを参考にしてください。

  1. シャンプーの前にブラッシングする
  2. シャンプー前にお湯を髪にかけ、1~2分ほど予洗いする
  3. 適量のシャンプーを手のひらで泡立ててから頭皮につける
  4. シャンプーで髪を洗うときは、指の腹で頭皮をやさしくマッサージするように行う
  5. 洗い残しがないように、シャンプー後はしっかりと洗い流す

以上のポイントを意識してヘアワックスを落とせば、薄毛を予防することができます。「たかが洗髪」と思わず、普段から気を付けるようにしましょう。

ワックス以外の薄毛の原因

薄毛にお悩みの方のなかには「ワックスを正しくつけているのに薄毛が進行している」というケースがあるかもしれません。ワックスの使い方のほかに考えられる薄毛の原因は、以下のような理由が挙げられます。

  • 生活習慣の乱れ
  • 飲酒や喫煙
  • ストレス
  • AGA(男性型脱毛症)

以上のポイントがなぜ薄毛につながるのかを詳しく解説しますので、薄毛の原因を突き止める参考にしてみてください。

生活習慣の乱れ

不規則な睡眠や食事内容などは、自律神経やホルモンバランスを乱すため、抜け毛や薄毛の進行を促進するリスクがあります。生活習慣が乱れている方は、すぐに改善することをおすすめします。

生活習慣の乱れを正すためには、まずは生活のリズムを整えてみてください。5〜6時間ほどのまとまった睡眠時間を確保し、決まった就寝時刻を守れば自然と生活リズムが整っていくでしょう。
もし「眠りが浅い」とお悩みの場合は、ゆっくりと湯船に浸かったり、お気に入りの寝具や照明をそろえたりすると、質のよい睡眠が叶うかもしれません。

睡眠と同じように大切なのは、栄養バランスのよい食事です。育毛効果のある栄養素は、「タンパク質」「ビタミン」「亜鉛」「アミノ酸」です。肉や魚、大豆、卵などに多く含まれるタンパク質は、髪の毛の成長を促します。野菜やレバー、豚肉に含まれるビタミンは、頭皮環境を整えるのに役立ちます。
亜鉛は髪の毛を生成したり、抜け毛を防ぐ効果があります。摂取する場合は、レバーや魚介類、煮干し、カキなどがよいでしょう。アミノ酸は魚やゴマ、鰹節などに含まれ、髪の毛の原料になる栄養素です。普段の食事で取り入れるのが難しい方は、サプリメントを活用してみてもよいかもしれません。

また、適度な運動も血行をよくするので、髪の毛の成長を促します。ジョギングやウォーキングなどで軽く汗を流すことも、心がけましょう。

飲酒や喫煙

飲酒や喫煙は、髪の毛の成長に悪影響を及ぼします。飲酒でアルコールを摂取すると、肝臓は髪の毛を形成するタンパク質をつくらず、アルコールの分解にシフトするので毛根の成長に影響を与えます。

また、ニコチンを摂取する喫煙は、血管が収縮するおそれがあります。血流が悪くなると髪の毛に栄養が行き渡らなくなるため、髪の毛が成長しにくくなります。これらの理由から、飲酒や喫煙は薄毛を進行させる原因になるリスクが高いので、控えたほうがよいでしょう。

ストレス

ストレスが溜まると自律神経やホルモンバランスが乱れてしまい、薄毛が進行する確率が高くなります。ストレスをケアできれば自律神経が整うので、ご自身に合ったストレスケアを見つけるのが大切です。ストレスは、以下のような方法でケアできます。

  1. 読書や映画、旅行などの趣味を楽しむ
  2. 好きなものや美味しいものを食べる
  3. リラックス効果のある飲み物を飲む
  4. 好きな香りを嗅ぐ
  5. 音楽を聴く
  6. 誰かとおしゃべりをする
  7. ぬるめのお湯にゆっくりと入る

「ストレス発散方法を探している」という方は、ぜひ上記のストレスケアの方法を試してみてください。ストレスをゼロにするのは難しいことですが、自分なりにうまく付き合っていく方法を探していきましょう。

AGA(男性型脱毛症)

AGAとは進行性の脱毛症で、生え際や頭頂部の毛髪が薄くなる症状です。AGAの主な原因は、男性ホルモン「テストステロン」が「5αリダクターゼ」という酵素と反応してできる「ジヒドロテストロン」や、遺伝が関係していると考えられています。

AGAは進行性の脱毛症なので、放置していても自然に治ることはありません。一般的な治療方法は投薬治療ですが、もし服用する際は専門クリニックの医師に相談することをおすすめします。

薄毛の原因がワックスではなくAGAの場合は専門クリニックへの受診を検討してみる

ワックスは薄毛の原因になるリスクはありますが、直接の原因になるとは断言できません。ただし、ワックスの使い方によっては脱毛症を招く場合があるので、使い方に注意する必要があります。

また、薄毛の原因がAGAだった場合は専門クリニックへの受診を視野に入れてみましょう。AGAオンクリは、24時間365日無料で相談可能です。予約からカウンセリング、診療、薬の処方までがオンラインで完結するのでクリニックへ行く必要がありません。初月無料で始められ、スタッフは男性です。お客様はプライバシー保護のため、帽子やサングラスを付けて相談することもできます。気軽に髪や頭皮についての相談も可能なので、気になる方はAGAオンクリへの予約を検討してみてはいかがでしょう。

以下のリンクから、当クリニックの相談の予約ができます。相談は無料ですので、AGA治療に興味のある方は以下のリンクよりお問い合わせください。